咽頭ガンの症状、咽頭ガンの治療方法など基礎知識をわかりやすく説明します。
喉頭ガンは男性に多く発症し特に50歳以上の患者の増加が目立ちます。
喉頭ガンの原因としてたばこの吸いすぎや飲酒があげられます。
咽頭部への継続的な悪質な刺激がガンを引き起こすと見られています。
喫煙と飲酒の割合が男性に多いのが男性に咽頭ガンの多い原因と考えられます。
女性と比べると発症率、及び死亡率とも男性は女性の10倍程度となっていて
いかに男性の患者が多いかがわかります。また、咽頭ガンのもう一つの原因として
アスベストによる発症という事も疑われています。最近は有害な物質として
使用が禁止されているアスベストですが、ほんの10年前までは一般的に使われて
いました。咽頭ガンのリスクを減らすには、普段からの健康管理、とりわけ
飲酒と喫煙には十分注意が必要です。
咽頭ガンは上咽頭ガン、中咽頭ガン、下咽頭ガンにわかれておりそれぞれの部位で
症状が違います。
咽頭ガンの症状を例をあげると、一番多い中咽頭ガンで共通しているのは声がガサつくことです。いわゆるがらがら声です。
咽頭ガンがさらに進行すると呼吸がうまく出来なくなることがあります。
いわゆる呼吸困難の状態です。また、タンが多く出たり、タンの中に
血が混じったりする症状がでてきます。
このような症状が出た場合には早期に診療を受けることが大切です。
上咽頭ガンは、食べ物を食べたり、飲み込んだりしたときに違和感を感じる、痛みを感じるなどが初期症状としてあげられます。さらに進行すると耳への痛みも出てきます。
下咽喉がんはほとんど症状がでないので発見するまで時間がかかります。
咽頭ガンの治療方法は大きく分けて2種類です。
放射線治療と手術による治療方法です。
放射線治療は自分の声を失うことなく出来る治療方法ですので咽頭ガンにはいい治療方法ですが咽頭ガンの再発の可能性があります。
咽頭ガンの手術は2つの方法があります。
1つは手術の場合は咽頭を部分的に摘出する喉頭部分切除術があります。この手術の場合は切除する部分の大きさによってもともとの声が残せるか否かが決まります。
2つめに咽頭ガンの手術は喉頭全摘出術です。この手術の場合はもとの声が失われることになります。新しい声を得る方法としては食道発声法や電気咽頭を使用することになります。尚、食事は今まで通りに摂ることができます。